愛情表現はさまざまですが、性行為はその中でも基本的な表現といえるでしょう。しかし、カップルの中にはEDで愛情を表現しようとしてもできない人たちが少なくありません。ここでは、そんなカップルに役立つED治療薬について紹介をします。
3つのED治療薬について
現在国内で厚生労働省に認可されているED治療薬はバイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類だけです。もしEDになってしまった場合、この3つの薬のどれかで治療することになります。しかしEDの治療は医療保険に適応されず、治療費が高額になることが心配されます。ただ今は3つともジェネリック医薬品があります。そんな、バイアグラ・レビトラ・シアリス3種類の薬について解説し、費用や効果の違いを比較してみました。
知名度NO.1バイアグラについて
バイアグラはED治療薬の中でも群を抜いて知名度トップの薬です。服用したことはなくても、バイアグラ=ED治療薬ということは多くの人がご存じかと思います。性欲が減退し困っている方は、その知名度ゆえ一度は試してみたいと思ったことのある薬ではないでしょうか。
バイアグラは、ED治療薬の中で最初に誕生した薬です。世界中でその有効性は立証されています。その反面、レビトラやシアリスに比べ副作用が多かったり、食事の影響を受けやすい(食事により吸収が阻害されて効果が落ちる)、薬の効いている時間が短いなどの欠点もあります。
また、海外では、バイアグラ100㎎錠も正規品として処方されますが、日本では、25㎎錠と50㎎錠の2規格しか承認されていません。日本国内では、大、中、小のうち、中と小しかなく、他のED治療薬と比べて不利な状況です。
それでも、バイアグラの人気には根強いものがあります。2014年にバイアグラジェネリックが販売されて以来、ED治療薬の販売数では他剤に負けていません。
硬さを求めるならレビトラ
レビトラの特徴として、他のどの薬より硬く勃起する性質を持っています。とにかく硬く勃起したい方にお勧めなのが、レビトラです。ただ、硬くなりすぎると感度が鈍る人もいます。
例えばレビトラ20㎎錠の効果は、バイアグラ100㎎状とほぼ同じ効果があります、ただ前述したとおり、バイアグラ100㎎は国内では承認されていません。
また、レビトラにはもう一つの特徴があります。それは即効性です。多くの人は服用後30分くらいで効果が表れますが、早い人だと10分くらいで効いてきます。ちなみに先ほど紹介したバイアグラが効いてくる時間は30分から1時間、シアリスは1時間程度です。ただ、レビトラにも欠点があります。それはバイアグラほどではありませんが、食事の影響を受けやすくなるのです。服用は空腹時にするか、あるいは、食後服用の場合は、脂っこくない食事にすることをお勧めします。
国内ではレビトラのジェネリックであるバルデナフィルが、2020年7月に承認され販売されています。
ヨーロッパで人気のシアリスとは
シアリスの特徴はその持続時間です。時間にして約36時間効果が持続します。1晩に何回もSEXをするという欧米人にとって、持続時間が長いということはメリットです。
さらにシアリスの特徴は副作用や生活に影響することが少ないと言われています。まず、食事の影響を受けないため、食後に服用しても、ほぼ問題なく効果が期待できます。次に副作用の少なさです。シアリスはバイアグラやレビトラに比べて副作用が少なく出ない人もいます。
シアリス20㎎による勃起の硬さはレビトラ20㎎についで硬くなります。レビトラで硬くなりすぎてしまったと失敗した人もシアリスなら自然な感じな硬さになるでしょう。
まとめ
このように同じED治療に効果のある薬にも違いがあります。その特徴をまとめると。
- バイアグラ……安価、知名度、副作用あり
- レビトラ……勃起の硬さ向上、即効性
- シアリス……持続性、副作用最も少ない
ED治療について、またどの薬が自分に適しているかはED治療専門のクリニックで診察をしてもらい、その薬を処方してもらうようにしましょう。